シンプルな生活の選び

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シンプルな生活を選ぶということ

                     

                                                    

                                       ゆきのした

  カナダの親しい友人たちが心がけている素朴な生き方は、爽やかで、私達誰もが身近なところですぐ始めることが

出来る、とはいえそれを生涯貫くことは現代社会において勇気を要する事かもしれません。

 かつてエリジン(Duane Elgin "Voluntary Simplicity")が意識的に簡素な生活を選びなおす事を勧めた頃日本では

,誰も耳を傾けようともせずバブルの甘い蜜にどっぷりつかっていたものです。                                       

  但し、物を放棄し持たない自由な生き方をえらぶ修行を志す修道僧、修道者たちの「貧しさを選ぶ」生き方と、

社会に場をとりながら生きる私達のめざすシンプルな生活とは少しそのおもむきを異にしています。

では私達にとってシンプルな生活というのはどういう意味合いを持ってくるでしょうか。むしろ自分の所有し管理する物

をよりよく生かす社会人としての生き方のちがいといったらいいかもしれません。

それは「足りるを知っている」生き方といったらいいでしょうか。自然界の動植物は必要以上にむさぼることはしません。 

そのように自然な姿で生きようとすることは結局私達にとって人間的であるということなのです。

そのようにしてはじめて物から自由になり、他の人々の物質的欠乏に心が敏感になり、また他の人々の心の豊かさに

心が開かれ、互いに分かち合い支えあう人間味にあふれる関わりの土台を築くことが出来るからです。

 

 シンプルな生活を選ぶ上でのいくつかのヒントを書いてみましょう。

  *消費社会のスピードを落とすためには

     流行を追わない。・長持ちするものを買う・アクセサリーや化粧品を簡略にするように努める。

     自分で簡単に治せるもの(・・家の中の一寸した修理から靴下の繕いまで)は直す基本姿勢を持つ。

・ 使い捨てのものは出来るだけ買わない。

     電力を食うものは出来るだけ使わない

・ 休日はむしろ心の触れ合いになる愛の場にしていく 

                                               
                   出所不詳(何年か前確かアメリカのサイトで拾ったもの。)

*食物も飽食スタイルにさようなら

      出来るだけ手作りの自然なもの 健康的で質素なものを好むようにし人工保存料、人工着色料、

   人工的香料等など食品添加物を使ったものは 食べない。

*複雑な生活、余分なものであふれた生活にさようなら。

     めったに使わないものは寄付したり他の人に回す。(衣類、家具、本、電気製品)

・  道徳的、社会的に正しくないものは買わない。(興味半分な記事の雑誌やポルノ雑誌など)

・  男尊女卑に貢献しているものから離れる。

共同体作りに役立つ仕事にかかわる。グループ。コミュニティ

・  家庭生活を豊かな場にする。すれ違いでなく。

  人々と連帯するようなところから生まれた運動に協力する。(核、公害などに対する反対運動等)

   自分も何か創造的に参加できるものに協力する 

・  販売システムを出来るだけ中間ルートの入っていないものを使う。共同購入など

*自分の全ての能力と可能性を発展させるようにする。知的にも体力的にも。

*自分の能力を使うようにする。大工、庭仕事  

*医療も予防医学に力を入れ自分の力で直すようにする。

*エネルギー資源は出来るだけ自然の力を使う ×原子力

公害になるものは買わない。

   合成化学物質、合成洗剤、農薬、殺虫剤を避ける、

・ 車を持っている場合、自分だけでなく他の人の必要もカバーする。

  出来るだけ足で歩くこと、自転車を使うことを心がける。

                 

                 

 物を活かし、「足りるを知る」生き方は、より人間的で健康な姿であると言えるかもしれません。

カナダの友人たちは、それに加えて祈りと沈黙の価値を大切に育てようとしています。

それによって自分らしさを取り戻し心のゆとりをもって他の人々と関わる為の大切な基盤とする

ためです。

 このように消費社会のリズムに絡み取られることなく自分のペースを取り戻して生きようとする

ことによって、もっと自然体でのびやかな暮らし方が出来るようになると思いませんか。

すぐ身近にあらわれてくる結果として、現代文明の頭痛である過剰な物資の奔流が沈静化し、

なにより自治体も個人も日々頭を悩ませているゴミの問題がぐっと少なくなる筈です。